入笠山
入笠山(にゅうかさやま)。各種メディアで紹介されたこともあり、近年、過剰に人気が出てしまい、混雑することも多くなった。しかし、それでもこの愛すべき山の魅力は尽きることが無い。「アクセスが良い」「眺めが良い」「花が多い」という3点を全て満たすのだから、凡そ山が好きな人にとって「よき山」であることは間違い無かろう。
今回、「せっかく天気が良いのだから」ということで、日頃世話になっている叔母夫婦とともに出かけることにした。・・・と言っても、出発は11時頃。こんなにのんびり行けるのも、入笠山ならではだ。
この日はマイカー規制も無い。マナスル山荘前からまだ多数の花が咲いている中を登ること約30分で山頂に到着。期待に違わぬ大展望が迎えてくれた。まさに360度の展望。南アルプスの北端に位置し、伊那・諏訪・甲府の盆地に囲まれているのだから、南ア中南部を除くわが国の高峰の殆どが見渡せると言っても過言ではないだろう。また、足下の富士見を見下ろすと、その高度感に、まるで空に浮かぶ小島にいるような錯覚さえ覚える。 まさに爽快という言葉がぴったりな山である。
ただ、残念なことに、山頂や登山道周辺のゴミが目立つようになってしまった。多くの人がこの山を楽しむのはたいへん結構なことではあるが、常識のない観光客や登山者の増加は嘆かわしいことである。入笠に限らず、どこの山域でも、近年はツアー客が急増しているが、利益優先の業者や、大挙して押しかけるマナー意識の無いツアー客にはご遠慮願いたいものだ。各地の山々は、地元民にとって信仰の対象、つまり「神」でもあるのだから。
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